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今日の一枚 Praying Mantis /「Legacy」 [メロハー]

今日は、イギリスのメロハーバンド Praying Mantis が2015年に発表した10枚目のアルバム「Legacy」を紹介します。
このバンドは、デビューは1981年でかなりのキャリアを持っています。

私はつい最近まで知らなかったのですが、叙情的なメロディで日本では以前からかなりの人気を博しています。
また、このアルバムから新メンバーとしてオランダ出身の2名のメンバー、ヴォーカルに John Cuijpersを、ドラマーに Hans in’t Zandt を迎えています。

このアルバムは、メンバーチェンジの影響か、過去の作品と比較するとかなりAOR色が強く、洗練されたメロディックハードとなっています。
従来からのファンにとっては少し違和感がある、との声も聞こえてきますが、個人的にはこのアルバムの方がしっくりと来ます。(コアなファンの皆さんスミマセン・・・)
従来の作品より、ヴォーカルラインがくっきりと浮き上がり、サウンドに奥行きが出て洗練されていると思います。
個人的には、適度に叙情的でAOR色が強い、とても聴きやすいメロディックハードだと思います。

あと、この「Praying Mantis」というバンド名、「かまきり」のことだそうです。だからジャケットにカマキリが描かれているのですね。
 
 
Prying Mantis_Legacy.jpg 
 

「#1」は、このバンドのトレードマークであるツインリードが炸裂します。ただし、アルバムのトップとしては少し弱いか?
「#2」「#6」は、個人的にはこのアルバムに着目するきっかけになった曲で、最も気に入っている曲です。適度なAOR色が心地良いです。ヴォーカルの力量もなかなかのもの。
「#3」は、叙情的なピアノから始まる、あの Journey の名曲「Saparate Ways」を彷彿させるメロディックハード。
「#4」は、日本のファンには嬉しい曲名だが、イントロのギターメロディは、どちらかと言えばチャイニーズしています(笑)。でもメロディーは素晴らしい。
「#7」「#11」は、オリエンタルな香りがするKeyが印象的なナンバー。壮大なスケール感は良いですね。Rainbowを思い出しました。



【「#1」のyoutubeへのリンクです】
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【「#11」のyoutubeへのリンクです】★


※個人的に「おすすめ」なナンバーには、★マークをつけていますので、ご参考までに。



1.Fight For Your Honour
2.The One
3.Believable
4.Tokyo
5.Better Man
6.All I See
7.Eyes Of A Child
8.The Runner
9.Against The World
10.Fallen Angel
11.Second Time Around




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今日の一枚 C.O.P. /「State Of Rock」 [メロハー]

今日は、スウェーデンの新たなメロハーバンド C.O.P. が2015年に発表したデビューアルバム「State Of Rock」を紹介します。

このバンドは、北欧系メロディック・ハードの象徴ともいえるバンド Grand Illusion のヴォーカリスト Peter Sundell に、その実弟である Christian Sundell(Ds.&Key.)と Grand Illusion の元メンバーだった Ola Af Trampe(G&B)が加わって結成されました。
“水晶の如き”と評された Grand Illusion のサウンドは、北欧系を象徴する煌びやかなメロディック・ハードでしたが、このC.O.P. は、若干アメリカナイズされた印象は受けるものの、見事に継承しています。
個人的には、Key.に比べてギターがフロントに出ているせいか、Foreigner 辺りの影を仄かに感じるのですが、楽曲・演奏テクニックともハイレベルに仕上がっています。

3人のメンバーの卓越したソングライティングによる美しいメロディーラインに、曲の魅力を十二分に活かす Peter Sundell のハイトーン・ヴォイスが冴えまくっています。
2015年のメロディック・ハードNO.1を争う名盤が誕生しました。


【過去記事:今日の一枚 Grand Illusion / 「Brand New World」へのリンクです。】
 
 
c.o.p._state of rock.jpg 
 


「#1」は、イントロからテンションが上がりますね。Foreigner の「That Was Yesterday」を思い浮かべてしまいましたが、透明感の高いハイトーン・ヴォイスと煌びやかなサウンドは最高ですね。
「#2」「#3」「#5」「#6」「#8」「#9」「#10」と、極上の北欧系メロディック・ハードが続きます。しかし Peter Sundell ヴォーカルは圧巻ですね。
「#4」は、ドラマチックで荘厳なバラードです。この曲のPVが無いのが残念。
「#7」は、Journey の「Separate Ways」をミディアムテンポにしたような、スケール感のあるナンバーです。



【「#1」のyoutubeへのリンクです】★
【「#5」のyoutubeへのリンクです】★


※個人的に「おすすめ」なナンバーには、★マークをつけていますので、ご参考までに。

↓こちらのサイトで全曲試聴&DL購入できます。

↓こちらのサイトでも全曲試聴できます。


1.Loner
2.I Want The World To Know
3.Nightmare
4.Without You
5.On The Run
6.In My Dreams
7.She's Gone
8.In The Night
9.Broken Heart
10.Darkness



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今日の一枚 Room Experience /「Room Experience」 [メロハー]

今日は、メロハープロジェクト Room Experience が、2015年に発表した1stアルバム「Room Experience」を紹介します。
このプロジェクトは、Pink Cream 69のヴォーカリスト David Readman とイタリア出身のキーボードプレイヤー Gianluca Firmo が中心になって結成されました。

David Readman のヴォーカルの印象が強いので、ついつい Pink Cream 69 をイメージしてしまうのですが、かなり抑え目でAOR路線に振られている印象があります。
殆どの曲は、Gianluca Firmo が一人で作っています。彼の紡ぎ出すメロディは、とても優しさに溢れているので、比較的ハードなギターではあるものの、全体のイメージはAOR色を感じさせます。
特にミディアムテンポのナンバーや、バラードは秀逸です。


【今日の一枚 Pink Cream 69 /「Thunderdome」へのリンクです。】
 
 
roomexperience.jpg 
 
 

「#1」「#4」は、Pink Cream 69を彷彿させるキャッチーなメロハーナンバーです。
「#2」「#5」「#10」は、とてもメロディアスな癒し系のミディアムテンポのナンバーです。
「#3」「#9」は、メロディアスで包容力のある大人のバラードナンバーです。
「#6」は、哀愁を帯びたメロハーど真ん中のナンバーです。
「#7」は、少しダークで切なく哀愁を帯びたバラードです。
「#8」は、ポジティブでキャッチーなナンバーです。
「#11」は、Gianluca Firmo のヴォーカルによる、美しいピアノバラードです。バックが入って来て盛り上がり、終わったかと思う無音が暫く続いた後、別な曲が始まります。(隠しトラックですかね?)


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【「#7」のyoutubeへのリンクです】


※個人的に「おすすめ」なナンバーには、★マークをつけていますので、ご参考までに。


1.Shock Me
2.Tomorrow Came
3.Run To You
4.Queen Of Every Heart
5.Another Day Without You
6.One Way Out
7.The Only Truth
8.Not Time Yet For A Lullaby
9.Rainbow In The Rain
10.No Sign Of Summer
11.Only Goodnight

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今日の一枚 Radioactive /「F4ur」 [メロハー]

今日は、スウェーデンのギタリスト Tommy Denander のメロハープロジェクト Radioactive が、2015年に何と10年ぶりに発表した4thアルバム「F4ur」を紹介します。
このプロジェクトは、過去にこのブログでも紹介しましたが、Tommy Denander の人脈を生かした豪華なゲスト陣と充実した楽曲は、今回も期待を裏切りません。

【過去記事 今日の一枚 Radioactive /「Taken」へのリンクです。】

また今回は、昨年に相次いで亡くなったロック界のレジェンド・シンガー、Jimi Jamison と Fergie Frederiksen の最後となった歌声が聴ける、ということも感慨深いものがあります。
どの楽曲の完成度も高く、ゲストシンガーのキャラクターに合った選曲にセンスを感じますね。
注目の1枚です。
 
F4OUR.jpg 
 

「#1」は、オープニングに相応しい、Jimi Jamison が唄うメロディアスなミディアムテンポのナンバーです。
「#2」は、如何にも Tommy Denander らしいギターリフのナンバーです。ヴォーカルは、Fergie Frederiksen です。
「#3」「#9」「#13」は、Jeff Paris をヴォーカルに迎えたナンバーです。Jeff Paris は、MR.BIG などへの楽曲提供で知られるシンガー&ソングライターです。なかなか良い歌声です。
「#4」は、Kansas のベーシストの Steve Walsh がヴォーカルをとっています。彼のヴォーカリストとしての実力も定評があり、ソロプロジェクト Seventh Key で最高のメロハーナンバーと彼のヴォーカルを堪能できます。そういえば、この曲も何となく Seventh Key を彷彿させます。
「#5」は、懐かしい、David Roberts がヴォーカルです。
「#6」は、女性ロックシンガー Robin Beck を迎えたメロディアスなナンバーです。因みに「#12」でヴォーカルをとる James Christian は、旦那様です。
「#7」は、アメリカのシンガー&マルチプレイヤー Jean Beauvoir がヴォーカルです。
「#8」は、これまた懐かしい、Bobby Kimball がヴォーカルです。彼の声は、Tommy Denander のギターに良く合うようですね。
「#10」は、またまた懐かしい、Dan Reed のヴォーカルです。哀愁を帯びた渋めのメロディックハードです。
「#11」は、Fergie Frederiksen のヴォーカルがハマっている、叙情的なナンバーです。
「#12」は、House of Lords のシンガーとして有名な James Christian が唄っています。
「#14」は、最後を締めるインストナンバーです。このタイトルを考えると、今は亡き2人のシンガーへの哀悼の意味もあるのでしょうか・・・


【「#1」のyoutubeへのリンクです】★
【「#4」のyoutubeへのリンクです】★
【「#6」のyoutubeへのリンクです】
【「#7」のyoutubeへのリンクです】★
【「#10」のyoutubeへのリンクです】★

※個人的に「おすすめ」なナンバーには、★マークをつけていますので、ご参考までに。


1.Summer Rains
2.Back To The Game
3.Beautiful Lies
4.The Piper
5.Alibis
6.When The Silence Gets Too Loud
7.You’ll Find The Fire
8.Heart Come Alive
9.Start All Over
10.If Only My Memory Could Lie
11.Just A Man
12.Give Me Your Loving
13.Natural Born Dreamer
14.Memoriam



↓ こちらでは、全曲のハイライトが試聴できます。

↓ こちらのサイトでは、全曲試聴&DL購入できます。



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今日の一枚 ISSA /「Crossfire」 [メロハー]

今日は、ノルウェーの女性ロックシンガー ISSA が、2015年に発表した4枚目のアルバム「Crossfire」を紹介します。

この ISSA ですが、4オクターブを超える声域を活かしたヴォーカルスタイルが圧巻です。
今回のアルバムは、そのヴォーカルスタイルと曲のメロディが良く噛み合って、彼女にとっての最高傑作に仕上がっています。
メロディックハードといっても、北欧系というよりはAOR/ハードポップ路線に近い作風の曲が多いです。
クセが無いため、多くの人に聴いてもらえる名盤だと思います。

Keyとギターが良い仕事をしています。
 
issa-crossfire.jpg 
 

「#1」「#6」「#7」「#9」「#11」は、煌びやかでキャッチーなメロハーナンバーです。
「#2」「#4」「#9」「#10」は、ミディアムテンポのAOR路線のナンバーです。ハイトーンヴォイスが圧巻ですね。
「#3」は、ブリティッシュ・メロハーシーンの大御所 Steve Overland (FM、Shadowman、Overland)とのデュエットが光る、圧巻のスケール感を誇るドラマチックなバラードです。
「#5」は、王道を行く美しいバラードです。



【「#1」のyoutubeへのリンクです】★
【「#2」のyoutubeへのリンクです】★
【「#3」のyoutubeへのリンクです】★
【「#6」のyoutubeへのリンクです】★
【「#8」のyoutubeへのリンクです】★
【「#10」のyoutubeへのリンクです】★


※個人的に「おすすめ」なナンバーには、★マークをつけていますので、ご参考までに。

こちらではフルアルバムの音源がアップされています。
 ↓
※「設定」で速度を1.25倍にして下さい。


こちらのサイトでは、全曲試聴&DL購入できます。
 ↓


1.Crossfire 
2.New Horizon 
3.Raintown 
4.Long Time Coming 
5.Fight Fire With Rain 
6.Heartbeat 
7.Electric Lights 
8.Ghost Inside My Heart 
9.Red Lights 
10.We Rise 
11.Only You 



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今日の一枚 Ferreira /「Ⅴ」 [メロハー]

今日は、ブラジル出身でNY在住、Goodbye Thrill のヴォーカル&ギターとして有名な Marco Ferreira が、自身のプロジェクト Ferreira 名義で2015年に発表したアルバム「Ⅴ」を紹介します。
タイトル名のとおり5枚目の作品です。
Marco Ferreira は、その他にもフランスのプログレ・メタルバンド Venturia のヴォーカルとしても並行して活躍しており、なかなか多忙な方のようです。


アルバムの内容ですが、これが良い!!
Marco Ferreira のソウルフルで繊細なヴォーカルが良く生かされたメロディアスな楽曲が爽快です。
重厚なギターを中心としたメロディックハードに分厚くパワフルなコーラスワークが、まさに80'Sアメリカン・ハードの王道を行くサウンドです。

残念ながらyoutubeには、このアルバムの曲がアップされていませんが、もっと多くの方に聴いてもらいたい良盤です。
例えて言えば、「Bon Jovi ミーツ 北欧系メロハー」といったところでしょうか。
 
 
Ferreira 5.jpg
 


爽快でキャッチーなメロハーナンバーの「#1」「#2」「#3」「#9」
力強いギターサウンドに乗せた王道ロックの「#4」「#5」「#10」
パワーバラードの「#6」
といった具合に、各曲の完成度もかなり高いです。


1.Hit The Door
2.Heaven Is Her Name
3.No Friend Of Mine
4.Night To Remember
5.Midnight Romeo
6.Don't Let Go
7.Leaving Town
8.That's The Way It Is
9.Superstitions
10.Sometimes Love's Not Enough
11.In The End


こちらのサイトでは、全曲試聴&DL購入可能です。
 ↓

こちらのサイトでは、「#2」「#4」をフルサイズで試聴可能です。
 ↓








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今日の一枚 Peterik & Scherer /「Risk Everything」 [メロハー]

今日は、Survivor の中心メンバーであり、その後のメロハー・シーンにおける大御所となった Jim Peterik が、シンガーの Marc Scherer と組んだプロジェクト Peterik & Scherer の2015年発表のアルバム「Risk Everything」を紹介します。

このプロジェクト発足のきっかけは、Pride Of Lions のアルバム「Immortal」のバッキング・ヴォーカルとして、あの Toby Hitchcock と互角に渡り合った力量に惚れ込んでプロジェクト始動を決意したとか。
Marc Scherer のヴォーカルですが、かなり Toby Hitchcock に似ています。艶やかで張りのある Toby Hitchcock に対して、弱冠繊細さを感じさせるとともに、ポップな楽曲では、元 Styx の Dennis De Young を彷彿させる唄いっぷりです。

楽曲の方も、Survivor または Pride Of Lions の作品といっても違和感のないくらいの完成度を誇っています。
Jim Peterik のファンの方はマストバイでしょう。

ちなみに主なレコーディングメンバーは以下のとおりです。

Lead Vocals: Marc Scherer 
Guitar: Mike Aquino, Jim Peterik
Keyboards: Jim Peterik
Drums: Ed Breckenfeld, Nick Rich
Bass: Klem Hayes, Bob Lizik, Bill Syniar
Guest and Backing Vocals: Toby Hitchcock, Alex Ligertwood, Shoshana Bean


【今日の一枚 Survivor /「Vital Signs」へのリンクです。】

【今日の一枚 Toby Hitchcock /「Mercury's Down」へのリンクです。】


しかし、ジャケットデザインが“フンコロガシ”とは・・・・(^_^;)
 
Risk Everything.jpg 
 


「#1」「#2」「#6」「#8」「#11」は、キャッチーで爽快なメロハーナンバーです。Marc Scherer のヴォーカルは、Jim Peterikが紡ぎ出すメロディーによく合いますね。
「#3」「#5」は、Survivor を彷彿させるミディアムテンポのメロハーです。しかし、このPVの Jim Peterik のファッション・センスは・・・(^_^;)
「#4」「#7」は、壮大なバラードナンバーです。こういう曲を唄うと、元 Styx の Dennis De Young を感じさせます。
「#9」「#10」は、哀愁を帯びたメロディアスなナンバーです。こういう曲には、ぴったりの声質ですね。



【「#3」のyoutubeへのリンクです】★
【「#9」のyoutubeへのリンクです】★
【「#10」のyoutubeへのリンクです】★


※個人的に「おすすめ」なナンバーには、★マークをつけていますので、ご参考までに。


1.Risk Everything 
2.Chance Of A Lifetime 
3.Cold Blooded 
4.Desperate In Love 
5.Thee Crescendo 
6.The Dying Of The Light 
7.How Long Is A Moment 
8.Brand New Heart 
9.Broken Home 
10.Milestones 
11.Independence Day 


↓ こちらで全曲視聴できます。

↓ こちらで全曲試聴&DL購入できます。



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今日の一枚 Revolution Saints /「Revolution Saints」 [メロハー]

今日は、スーパープロジェクト Revolution Saints の2015年発表の1stアルバム「Revolution Saints」を紹介します。
何といってもメンバーが圧巻で、Deen Castronovo(Journey)がリードヴォーカル&ドラムス、Jack Blades(Night Ranger)がヴォーカルとベースを、そして Doug Aldrich(元Whitesnake)がギターというラインナップです。
特に Deen Castronovo は、JourneyのLiveでも難曲「Mother,Father」をドラムを叩きながら唄いこなすという、ヴォーカリストとしての実力も確かなものを持っています。
そんな彼を中心に集められたスーパープロジェクトなので、演奏面では期待を裏切らないハイレベルのものは品質保証されています。

楽曲の方は、というと、「Journey がメロハーをやりました」というキャッチーでインパクトのある内容です。意外と Whitesnake 色や Night Ranger 色は感じないですね。
切れのある Doug Aldrich のギターがもの凄い存在感で、このプロジェクトにオリジナリティを吹き込んでいます。
アリーナロックとメロディックハードの中間を狙ったポジションも絶妙で、幅広く支持を受けるアルバムだと思います。
 
Revolution Saints.jpg
 

「#1」「#2」「#6」は、文句なしに格好良い!爽快でキャッチーなメロハーです。ギターがめちゃくちゃ格好良いです。
「#3」は、Journey ばりのエモーショナルなバラードです。ご本家 Journey の Arnel Pineda(Vo.) がゲスト参加しています。
「#4」「#9」「#10」は、Eclipse 辺りを彷彿させる北欧系メロハーのカラーが強いナンバーです。
「#5」は、ご本家 Journey の Neal Schon(G) がゲスト参加しています。少しブルージーな所に Whitesnake を感じます。
「#7」「#8」「#12」は、これまた Journey を彷彿させるドラマチックなバラードです。特に「#8」は、Deen Castronovo のヴォーカリストとしての才能が証明されています。泣きのギターソロも最高です。
「#11」は、まさに Eclipse のカバーナンバーです。上手く料理していますね。


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【「#9」のyoutubeへのリンクです】★
【「#11」のyoutubeへのリンクです】★


※個人的に「おすすめ」なナンバーには、★マークをつけていますので、ご参考までに。



1.Back On My Trail
2.Turn Back Time
3.You’re Not Alone
4.Locked Out Of Paradise
5.Way To The Sun
6.Dream On
7.Don’t Walk Away
8.Here Forever
9.Strangers To This Life
10.Better World
11.How To Mend A Broken Heart
12.In The Name Of The Father (Fernando’s Song)





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今日の一枚 In Faith /「There's A Storm Coming」 [メロハー]

今日は、イギリス出身の3人組正統派メロハーバンド In Faith が2014年に発表したデビューアルバム「There's A Storm Coming」を紹介します。
このバンドは、Eden's Curse のドラマーである Pete Newdeck が、Pride、Vaughn といったバンドを渡り歩いたギタリスト Tony Marshall と、ヴォーカリストとしての才能を開花させるまではローカルバンドのギタリスト、ベーシストとして活動していた Pete Godfrey のコンビに合流したものです。

デビュー作といっても、相当長いキャリアを誇る3人の織りなすサウンドは圧巻です。
伝統的で骨太なブリティッシュ・ハードをベースに、北欧系メロハーの要素を取り入れた完成度の高い楽曲に加え、圧倒的な存在感を示すヴォーカルに分厚いコーラス、エモーショナルなギターと、もの凄いインパクトを持っています。
骨太でテクニカルなギターオリエンテッドなサウンドに、Key.ではなく分厚いコーラスで煌びやかさを加えている、独自の路線はインパクト大です。
 
 
In Faith.jpg
 
 
「#1」「#5」は、ソリッド&パワフルなストレートのメロハーです。ギターがなかなか良い仕事をしています。
「#2」「#7」「#11」は、まさに正統派ブリティッシュ・メロハーです。ミディアムテンポで重厚感があり、美しいメロディと分厚いコーラスが圧巻です。
「#3」は、仄かに Bon Jovi の香りがするストレートなロックナンバーです。
「#4」「#6」は、ドラマチックなパワーバラードです。ヴォーカルの力量が試されるシンプルな曲ですが、見事に歌い上げています。
「#8」は、Foreigner を彷彿させるギターリフと Def Leppard を彷彿させるコーラスワークのストレートなロックナンバーです。そういえば、結成当時の Foreigner は、米英混成チームでしたね。
「#9」は、北欧系メロハーの王道を行くナンバーです。この切ないメロディが堪りません。
「#10」は、アコースティックなバラードです。


【「#2」のyoutubeへのリンクです】★
【「#3」のyoutubeへのリンクです】※曲の一部です。
【「#4」のyoutubeへのリンクです】★


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1.Radio
2.Does It Feel Like Love
3.Church Of Rock An' Roll
4.Where I Wanna Be
5.Addicted
6.If That's What Love Means
7.All Or Nothing
8.In Flames
9.Million Ways
10.Leave Me Now
11.Bitter End





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今日の一枚 Care Of Night /「Connected」 [メロハー]

今日は、スウェーデンのメロハーバンド Care Of Night が2015年に発表した衝撃のデビューアルバム「Connected」を紹介します。
このバンドは、スウェーデンのプログレ・メタルバンド Seven Tears の元メンバー3人を中心に2010年に結成されました。
メンバーそれぞれがそれなりのキャリアを持っているようで、純粋な意味の新人バンドではありません。(写真を見ると、みんな結構“おっさん”してます。)
メンバーは以下のとおりです。

Calle Schonberg – Lead vocals
Jonathan Carlemar – Guitars
Kristofer von Wachenfeldt – Keyboards, backing vocal
Jonas Rosengren – Bass
Linus Svensson – Drums, backing vocals

このアルバムは、北欧系メロハーの究極の進化系と言っても過言ではないくらいの完成度を誇ります。
透明感のあるメロディに、シンフォニックなKey.に分厚いコーラス、本当にドラマチックなサウンド・アンサンブル・・・どこをとっても最高レベルの完成度です。
これは、日本人には堪らないサウンドですね。末恐ろしいバンドでもあります。。。。
このアルバムは、2015年のベストアルバムに名を連ねる名作だと思います。今から 2nd アルバムが楽しみです。
 
Care Of Night.jpg 


「#1」は、もうイントロを聴いた瞬間にノックアウトされてしまうほど、ドラマチックでキャッチーなメロハーです。Key.に仄かにプログレの香りを感じます。
「#2」は、ハイスピードのブギーナンバーです。何となく Genesis を彷彿させます。
「#3」「#5」は、こちらもドラマチックな展開を持ったメローハーナンバーです。
「#4」は、イントロのKey.が最高に格好良い、ドラマチックなバラードです。サックスが本当に良い感じで入ってきます。「#1」もそうですが、Key.の Kristofer von Wachenfeldt が曲作りにおいてもキーパーソンのようです。
「#6」「#8」は、ドラマチックなミディアムテンポのメロハーです。Key.が本当に良い仕事をしています。
「#7」は、シャッフルビートのソリッドなメローハーナンバーです。随所にプログレの香りがしますね。
「#9」は、このブログでも紹介したことのある Anders と Erik の Wigelius 兄弟がサポートしているみたいです。確かに曲想はそっくりですね。
「#10」は、アコースティックで透明感のある美しいバラードです。


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【「#8」のyoutubeへのリンクです】★
【「#9」のyoutubeへのリンクです】★
【「#10」のyoutubeへのリンクです】


※個人的に「おすすめ」なナンバーには、★マークをつけていますので、ご参考までに。


1.Cassandra
2.Hearts Belong
3.Those Words
4.Diving Lines
5.Say A Prayer
6.Contact
7.Please Remember
8.Unify
9.Give Me Strength
10.Say You Will




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